サヤ取りの手法

サヤ取りで確実に利益を上げようとしたら、通貨ペアの選定が最も大切な要素になります。

AUDやNZDのように、地理的、政治的要因でサヤ取りを値幅を取れる通貨ペアは稀ではありませんが、安定的に利益を取ろうとするとなかなか大変な作業となります。

FXで利益を上げるには

FXで利益を上げようとしたら、売買での利益決済が主流と思われます。

一般的なトレードでは、例えばUSD/JPYが上昇すると予想した場合

USD/JPY 買い 1万通貨 110円

などでエントリーし、110.150円に上昇した時点で決済したら1500円の利益となります。

が、仮に逆行して109.85円などに下落し、そこで損切り設定すれば1500円の損失になります。

こういった通貨の価値の上下を予想して利益を出すのが短時間であれば、スキャルピングやデイトレード、数日にまたがるならスイングトレードとなります。

が、FXにはもう一つ、利益が上がる方法があります。

それはスワップポイント……通貨間の政策金利の差により発生する、利子のようなものです。

スワップポイント狙いに適した通貨とは

FXが過去、日本で大きく盛り上がった時期があります。それはまさにスワップポイント運用をFX会社が大々的に打ちだしたことによるブームでした。

トルコリラや南アフリカランド、オーストラリアドルやニュージーランドドルなど、日本の低金利とは大違いの高利率を謳うFX会社は、競うようにスワップポイントをHP上に掲載しました。

トルコリラ1万通貨 1日あたり400円のスワップポイント!

オーストラリアドル1万通貨 1日あたり150円のスワップポイント!

などなど。

実際にそれで稼いでいた方もいる様です。

……あるパニックが訪れるまでは。

相場が急激に動くことは珍しくない

アメリカ発の大パニック、それは「サブプライムローン問題」と呼ばれました。

詳細はググっていただければ幸いなのですが、要はアメリカのとある会社が、持ち家購入資金を格安の利子で広く貸し出したのが焦げ付いてしまい、回収不可能ということになって倒産になった大手企業の影響で、USDが大幅に下落しました。

USDは世界の基軸通貨なので、当然その他の通貨も下落します。

スワップポイント狙いの通貨も、大きく下落することになります。

スワップポイント運用をしていた個人投資家の悲鳴が、あちこちの掲示板で散見されました。

サブプライムローン問題までは比較的安定的だった通貨価値は、そこからうねりを大きくするようになります。

また、それ以外にも相場の動きを激しくするニュースはたびたび起こります。

有名どころでは

・リーマンショック

・スイスフランショック

などです。

相場は、それまで安穏としていた投資家に急に牙を剥いて襲い掛かるようになったのです。

スワップポイント投資は破綻しやすい?

相場が急激に動きたびにスワップ派は大ダメージを喰らい、そして痛感します。

「スワップ投資で儲けるのは無理だ!」と……

実際にYoutubeなどでのしくじり話を見ると、スワップ目的でのロングポジションホールドなどでの痛手を被った話が多いと思います。

スワップは儲からない、は一つの真実と思います。

だがしかし……

スワップポイントは過去の相場大変動の余波ですっかり廃れました。

一万通貨あたり1日400円、250円などというスワップポイントはもう夢のまた夢です。

各社が競い合うようにスワップポイントをぎりぎりまで高く提示していた時期もありました

よりお得な会社でポジションを作る事が、効率化のコツといわれていたこともありました。

今はもう落ち着いたものです。

が、この落ち着いた状況が、サヤ取りには非常に良い傾向を生みます。

サヤ取りとは抜け道を通る手法なのです。

例えばA社ではUSD/JPYのスワップポイントは1万通貨買いで+35円、売りで-65円

B社では買い+55円 売りも-55円

と個性があります。

スワップポイントは、FX会社ごとに小幅な提示額のズレがあります。

この相場の歪みを、サヤ取りでは利用していくことになります。

続く!

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