鞘取りで証券会社を選ぶ基準は、以下の通りです。
- スワップポイントの高さ、マイナススワップの低さ
- スワップポイントの安定感
- スプレッドの広さ
- 最低ロット
上記を説明していきます。

スワップポイントの高さとマイナススワップの低さ

1のスワップポイントの高さ、マイナススワップの低さというのは、最優先事項ですね。
何しろスワップポイントでサヤを取るわけですから1円でも多くのスワップを貰える証券会社と、1円でもマイナススワップの少ない証券会社が重宝されるわけでです。
スワップポイントが高い会社でMXN/JPYロング、マイナススワップの少ない会社でPLN/JPYのショートなどのように取ると、効率がいいのです。
同一通貨の鞘取りのケースでは、異なる証券会社を使うのが前提となるので最重要ポイントとなります。
異なる証券会社で同一通貨鞘取りをする場合、どちらかが大きい含み益になっている状況では、もう片方の証券会社では大きな含み損になっているので、資金管理する必要があります。
異通貨鞘取りでも、スワップポイント、マイナススワップの最適なペアを同じ証券会社で取ることができるケースはほとんどなく、最適でない状況で妥協するか、2つ以上の証券会社を併用するかどちらかになります。
資金があまりない方は同一証券会社で異通貨ペアを取るのが良いでしょう。ですが、やはりおススメは証券会社を分けることです。時間効率がだいぶ違ってきてしまうためです。
どちらにしても資金効率としてはあまり良くありませんし、片方が含み益があってももう片方が含み損を抱え勝ちなので、破綻したり追証(一定の金額以上の含み損になったときに証拠金を入金しないと強制決済になること)にならないようキチンと見守る必要があります。
ただ、管理さえちゃんとしておけば、あとは利益確定まで放置なので、最初にスワップポイントをきっちり把握しましょう。
スワップポイントの安定感

スワップポイントは会社ごとに個性があり、ほとんど上下しない、政策金利が変わらない限り変更しない会社があれば、毎日こまごま変わる会社、急に大変動する会社などがあります。
スワップポイントで稼ぐ以上、安定感は非常に大事です。
スワップポイントが高い会社は安定感がある印象です(アイネット証券など)。
鞘取りに使いやすいのは当然、安定感がある会社なのですが、一定時期だけ非常にスワップが増える会社があります。その瞬間だけ同一スワップ鞘取りができれば、安定しているのにも関わらずそこそこ大きい利益につながり助かるのですが、前もってその日が分からない(スワップは付与されてから発表される)ため、過去のそういった日を見て予測し、あらかじめポジションを取っておくのが良いでしょう。
大きいスワップを付与することがある証券会社は「くりっく365」「サクソバンク証券」などです。
スプレッドの広さ

スプレッドはかなり重要です。
スワップポイントが高くてもスプレッドが高すぎると、ポジションを取ったときに発生するマイナスを解消するまでかなり時間を取られてしまうためです。
最初のコストが解消するまでに暴騰、暴落があったら、大きな損に繋がりかねません。
とある年、朝方に大きい暴落があったときに、AUD/JPYやTRY/JPYのスプレッドが1~2円広がっていたことがありました。
1ロットあたり数万円のマイナスが発生していたわけです。当然、大きいロットを張っていた人は強制ロスカットになったでしょう。
私も強制ロスカットは何度か経験していますが、決まってこのようなスプレッドが原因です。
普段の取引でもスプレッドは注目しなければいけないのですが、鞘取りでも最重要と言っていい要素です。
数年単位で塩漬けにする前提以外では、スプレッドにも注目した方がいいです。
最低ロット

最低ロットは、資金効率を考えた時に非常に重要です。
こまごまとポジションを増やした方が、少しずつでもプラススワップを増やしていき、やがて大きい額に膨れ上がっていくからです。
もちろんそれはマイナススワップにも言えます。
一日当たりのプラスマイナスのスワップが数円増えただけで、年間では千円単位で変わってきます。
それの蓄積で、利益が積みあがっていくのです。つまりは複利効果と一緒ですね。
証券会社によっては最低1万通貨からポジションを取るところ、最低千通貨からポジションを取れる会社があります。
資金効率を考えたら千通貨からポジションを取れる会社の方が有利です。
もちろん、1万通貨の会社がベストな鞘取りポジションを取るために必要な会社であることがあり、その場合は諦めるしかありません。
ですが、可能な限りこまごまとポジションを取るようにできる会社を選びましょう。
その方が低いレバレッジで取引しやすく、通常の取引にも有利です。
まとめ

鞘取りには複数の要素が絡みあっています。
その要素のポジティブな部分をなるべく吸い上げられるような会社を利用し、安全なポジションをどんどんと積み上げくことをお勧めします。
証券会社のおすすめを乗せていきます。
最初におススメするのはくりっく365です。
プラススワップとマイナススワップが同価格で提供されているのがポイントで、両建て時にプラスマイナススワップが発生しません。
主にEUR/USDのショートやTRY/JPYロング、AUD/JPYショートが最高のスワップポイントであることが多く、全体的に高いスワップです。
また、PLN/JPYの取り扱いがありEUR/USDとの鞘取りに活用しやすいです。
残念ながらMXN/JPYやZAR/JPYはあまりスワップが高くないことが多いのですが、MXN/JPYロングやZAR/JPYロングを別の会社で建てて、対となるPLN/JPYショート、AUD/JPYショートを取るのが良好です。
ちょっとしたネタですが、EUR/USDショート1LotとPLN/JPYロング2Lot、PLN/JPYショート2Lotを取り、MXN/JPYロング2Lotを別の証券会社で建てると、証拠金が少なくて済みます。
MXN/JPYロングに最適な会社はアイネット証券です。
くりっく365でEUR/USDショートとPLN/JPYを2Lot両建て、アイネット証券でMXN/JPYを2Lotロングという形です。
| EUR/USD | PLN/JPY | MXN/JPY | |
| くりっく365 | ショート1Lot | ショート2Lot | – |
| アイネット証券 | – | ロング2Lot | ロング2Lot |
| スワップ | 約25円~30円 | 0円 | 180円 |
状況としては、このようになります。
一日あたり200円程度のスワップですね。
ただ注意したいのは、くりっく365にせよアイネット証券にせよ、形の上ではEUR/USDショートとMXN/JPYの単独のポジションを取っているということです。
EUR/USDショートとPLN/JPYロングが含み益でも、MXN/JPYとPLN/JPYショートが含み損であることもあります。
そのため、それぞれの証券会社の資金を、他の鞘取りペアよりも十分に余裕をもって管理する必要があります。
低いレバレッジで運用できなければやらない方が無難と言えます。
現状、ウクライナ情勢のためにEUR/USDとPLN/JPYが非常に下がっています。そのためショートが取りづらいので、もう少し間を置いて安定してからポジションを取るようにしましょう。
以下、くりっく365の証券会社のリンクを張っておきますので、詳細はそちらでご確認ください。
よろしければ、↓のリンクから口座開設をしていただけると、この後の遣り甲斐にもつながりますので、ぜひよろしくお願いいたします。